【臨時召集令状(赤紙)】
実際の色に近い色合いで紹介できていると思います。初期は真に赤色でしたが昭和十六年を境に,赤紙の色は重苦しいようなくすんだ赤色から末期の物資の欠乏の為徐々に薄いピンク色に変化しました。赤紙は入隊時に回収されてしまいますので資料絶無といわれていますが,奇跡的にこの一枚は残存していましたので皆様に公開出来ます。裏面の文章も文語体で書かれていて判読には苦労します。しかし希少な資料です。
《表 面》

《裏 面》

物資の欠乏の為に薄いピンク色に変色しました。
この臨時召集令状は参考品(複製)です。


【防衛召集令状】
昭和ニ十年,本土決戦を想定し第二国民兵まで召集令状がつくられました。末期の赤紙では色は材料不足からピンク色に変わっています。発行前に終戦となったのでしょうか日付が入っていません。



【教育召集令状】
明治時代の静岡連隊区司令部発行の令状です。

【付加】召集令状には@充員召集令状A臨時召集令状B教育召集令状C演習召集令状D防衛召集令状等がありました。
【徴兵検査通達書】



【徴集延期証書】

【戦前の医師免許証の写し】

【東京女子医学専門学校の卒業証書】

【戦前の日本赤十字社卒業証書】

【戦前の看護婦免状】

【呉海軍工廠の身分証明書】
昭和16年12月16日に戦艦大和が竣工しました。この間当地で警備されておられましたお方の身分証明書です。


【防空要員証】
昭和19年11月大阪府交付


【引揚げ証明書】
(其壱)
持ち主は満州國官吏で奉天に在住していました。昭和23年5月舞鶴に引き揚げして来られた際の証明書です。


(其弐)
従軍証明書



【日露戦争写真帖】
大本営写真撮影班撮影の日露戦争の鮮明な写真です。







【兵役に関する心得】




【軍隊手帳】
軍隊手帳は軍人の常に服膺(ふくよう)すべき勅諭・棘詔と戦陣訓が掲載されていました。


明治時代の軍隊手帳

裏面

大正時代の軍隊手帳

裏面

【補充兵手帳】

裏面

【青年訓練手帳】

裏面

【山下奉文大将の御写真】
署名入りの写真

裏面には「謹呈 ○○様 山下」と山下奉文大将直筆の墨文字があります。

【長勇中将直筆の葉書】


【漫画の皇軍・絵葉書32枚】
















【皇軍慰問品】
慰問品として慰問袋の中に入れられました。






【文献】
「赤紙・男たちはこうして戦場へ送られた」:小澤眞人+NHK取材班・創元社
「日本軍隊用語集」:寺田近雄著・立風書房
「兵隊さん物語」:相原ツネオ著・日本館書房
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